西宮市夙川のコーヒーハウス ソル様の新装工事です。
付近が閑静な住宅地という事もあり、ビビットカラーと白を避け、既存の外壁をすべて解体し新たに「木」「モルタル」「ガラス」「ペイントモルタル」を用いて4つの「顔」を持たせることからスタートしました。
比較的交通量の多い角地という事もあり、正面左側の壁は視界を遮断するためモルタルの壁を立ち上げ、奥側には宮崎県のオビ杉という材を使い別棟をイメージしています。
正面エントランスは杉の戸袋や静岡ヒノキの乱貼り材、ドア押手を使用し、ベビーカー用スロープと取り外し式車いすスロープを完備して設計しています。
正面右側はうすい桜色をモチーフに別棟を立ち上げ、店内には窓側に向けて5Mのカウンターを設置しています。
それらをつなぐイメージで、コーナーにガラスを使用し、夜は内部の植栽と乱貼りした米松の柱がライトアップされ開放感を演出しています。
時が経つにつれ、使用している左官材や木材が味わい深さを生み出し、ガラスやペイントモルタルの不変性との対比が、夙川の街並みと調和出来れば・・・と思いデザインさせて頂きました。
