店内間口4m50cm、そして奥行き20m、この鰻の寝床の様な空間にコントラストをつけるために、店内を4つに区切りそれぞれにコンセプトをもたせました。
その1つ『standing BAR』- スタンディングバール。
一人でも、一杯だけでも、スイーツだけでも世代や性別を超えて和風イタリアンを気軽に楽しめる様にとイメージしています。
冷蔵ケーキケースも設置し、ケーキや惣菜なども見ながら楽しめればと。
天井は一部分立派なまま残っていた60年前の柱や梁をあえて見せ、新しい構造補強材との対比を持たせています。
このブースのメインとなる中央にセットされたBIGテーブルは、樹齢400年程度のスプルースを天日で色素が無くなりグレーになるまで数年間、放置した上で磨きあげています。
木には一切の着色を施さず、素材の持つ色素だけでデザインしました。
数年を経て60年前の構造材との融合が非常に楽しみになるように設計しています。