福森雅武展

| コメント(0)

昨日、僕の師の先輩である福森雅武先生が個展を開催するとの事で、京都高島屋のギャラリーに行ってきました。

まず、そこで見た数々の素晴らしい陶器。本当に圧巻でした。

言葉に置き換える事は非常に難しいのですが、作品のひとつひとつが、気をまとっている様に感じました。


2012_9_23.png福森先生は伊賀焼を代表する窯元「土楽窯」の7代目当主です。

納得のできる土を探しに種子島まで探しに行かれたり、

陶芸はもちろんのこと、毎日、山を歩きその日の花や草木を持ち帰って花器に生けたり、

土鍋で、四季折々の料理も作られます。そして、毎日使う包丁や、それを研ぐ砥石まで吟味し、天然の鉱石を探しに行かれるそうです。

当日、偶然、ギャラリーに福森先生がいらっしゃったので、思い切って声をかけました。

少しの間、土や素材への想い、環境の事をお話しました。


様々な残り少ない環境資源と向かい合いながら、様々な作家が集まって、出来る限りの活動をしたい。との事でした。

建築。造園。陶芸。料理。垣根をつくらずにやってみたいと思った事は、すぐに全部したい。

全力でしたい。

そして、何処かで誰かに伝わり、共感してもらえたらそれだけでありがたい。

大切に『時』を共有したい。

すべてがシンプルでわかりやすく、お話しさせて頂いて、本当に気持ちのいい御方でした。

現在の使い捨ての風潮の中では、忘れがちな資源の事。

いつまでも資源はない。

だから、ひたむきに素材と向かい合い大切に1つを作る。

だから、大切に使う。

『素材を使う』という事の気構えを改めて教えて頂いた様な気がしました。

本当に良い1日でした。

10分くらいで1時間分くらいしゃべりまくった気がします。

福森先生ありがとうございました。

-福森雅武展-

京都高島屋6F美術画廊

9月19日(水)~9月25日(火)
10時~20時(最終日は16時まで)


この動画のおかげで、ここ1年くらいずっと土鍋料理にハマってます。。

コメントする

このブログ記事について

このページは、RAYSが2012年9月24日 11:05に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「舞川にて - 02」です。

次のブログ記事は「SHOP CARD design」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。