『trattoriw auntei』の現場推進時の構造補強から下地造作の作業ログです。
あらかたの解体が終わり構造に干渉しない大引を撤去し、地ならし。
そして@200の鉄筋メッシュを配筋。
その後ケミカルアンカーを既存布基礎部分に打ち込み@250でアンカーを打ち込んでいきます。
その後、鉄筋メッシュの上に土間コンを流し、既存基礎部分と新設基礎部分を固めます。
補強が終わればいよいよ、軽鉄工事で下地をおこしていきます。
この段階で少しでも誤差があれば最終仕上りで狂いが生じる為、一番シビアでピリピリとしています(笑)
電気工事では動力、電灯、弱電、200本近くの配線をコンセントや照明器具の位置まで持って行きます。
ガス工事や換気工事、エアコン配管なども同時推進します。
その頃、屋根の上では、新設の屋根工事を行っていました。
5月なのに非常に暑かった事を記憶しています。
そして、1Fでは、断熱の為のグラスウールを充填し、ボードを張っていきます。
ここまでが、構造補強・下地工事の大体のざっくりとした流れです。
この工程が、設計施工の最も重要な期間です。
いつも、現場解体時などに思うのですが、表面はそれなりに仕上がっていても、一枚めくってみると構造材や、設備配管がとんでもない状態で施工されているのをよく見かけます。
内装の見た目を変える事をひたすら誇張するようなメディアにプロも含め多数の人の目が行っているからでしょうか。
素材や設備、構造それらを熟知し、コストバランスを考え、デザインできる様なプロフェッショナルになれたらな。と心から思います。
知れば知る程、200年くらいかかるかな。。。笑
けど、日々がんばっていきます!